最強の軍隊とは 2017 1 29

 最強の軍隊とは、
地味で目立たないところを強くすることである。
 だからこそ、中国の人民解放軍は弱いと見ています。
中国では、将軍たちが手柄を競い合い、
それを共産党上層部が喜ぶという風土がありますが、
これでは、最強の軍隊を作ることはできないのです。
 手柄は、20年後の将軍や30年後の将軍に譲るという気持ちがなければならないのです。
軍隊という組織が一流になるまでには、20年も30年もかかるからです。
 中国には、「一将功成りて万骨枯る」という格言がありますが、
正に、この格言のとおり、中国は滅んでいくでしょう。

書名 日本の武器で滅びる中華人民共和国
著者 兵頭 二十八(ひょうどう にそはち)  講談社プラスアルファ新書

 著者は、中国を崩壊させるのは、
核ミサイルどころか、戦闘機も戦艦も不要であると主張します。
安い機雷があれば、それで充分であると言っています。
 「中国大陸の沿岸は、すべて、遠浅である」ということは、
中国の沿岸に、機雷を敷設すれば、それで、すべてが終わります。
さらに、遠浅なので、高価な機雷は不要です。
 これで、艦船どころか、民間の船舶も、
中国の港湾に近づくことができなくなります。
これは、中国経済の終焉を意味します。
 さて、機雷がまかれた海面や海中をさらって、
安全な状態にすることを「掃海」と言いますが、
こうした掃海技術を最も軽視してきたのが、
中国の人民解放軍でしょう。
 なぜかというと、「掃海」という分野は、
地味で目立たなく、どうやっても手柄を立てられない分野だからです。
「掃海」をやっていたら、軍での出世は見込めないでしょう。
こういうことは、中国人が最も嫌がるでしょう。
 さて、日本の掃海技術は、世界最高のレベルです。
アメリカ軍によって、機雷を敷設されたら、
中国は、日本に掃海を頼みますか。
 ところで、アメリカ海軍も、
「掃海」という分野は、苦手分野であるということを聞いたことがあります。
 しかしながら、アメリカ海軍と日本の海上自衛隊は、
軍事的にもシステム的にも一体化していますので、
弱点をお互いに補う関係にあります。
こういう点で、日米同盟は、本物の同盟関係にあるでしょう。






















































































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